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2012/02/28

◆前日は、荻窪駅で電車に1台乗り遅れると、渋谷からの最終電車に間に合わないことに気が付かされた。渋谷から歩くとどのくらいの時間がかかるか?分からないし、寒さがこたえる。タクシーは料金も馬鹿にならない・・。筆者の会社からの帰途は、荻窪駅から総武線・中央線−新宿から山の手線−渋谷から東急東横線を乗り継ぐというもの。が、東急の最寄駅までの最終電車に乗るため、それぞれの駅の発車時間は何時なのかについて、これまで全く無頓着だった。きのうは渋谷で最後から3番目の電車に乗ったが、実は、もっと余裕があると思っていたのだから、危いところだった。当欄が書き終わるのが5分ほど遅れていれば間に合わなかったのだ・・・。

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◆さて、日経平均は前日比88円高の9722円と反発。昨年8月2日以来の高値となった。欧州債務問題はまだまだ、越えなければいけないヤマがいくつも待ち受けている。前日は欧州問題の先行き不透明感からユーロが下落し、円が反発した。欧州株も下落し、NYダウは引き続き終値での1万3000ドル台乗せが適わなかった。東京外為市場では、海外でのユーロ安円高を反映し、円が対ドルで18日ぶりに反発して始まった。加えて、前日にエルピーダ(6665)が会社更生法の申請を発表したことから、全般売り先行でスタート。10時頃には9520円台まで下げ幅を拡大する場面があった。その後は、円高がやや和らぐ動きとなり、内需、金融関連株に加え精密機器、電気機器など輸出関連セクターの一角が上げに転じ、引けにかけ上げ幅を拡大する展開となった。TOPIXもまた5日続伸し、昨年8月2日以来の高値となった。

◆当欄注目株の一つ大塚HD(4578)が昨年7月の上場来高値2252円を1円だが上抜いた。終値は8円高の2250円。10年12月の上場日には2234円を付け、昨年6月2248円、同7月にこれまでの高値を付け、前日は2245円まであった。一方、上場来安値は昨年大震災時直後の3月15日に付けた1737円だ。そして、昨年9月に1941円のダメ押し。この日、最高値を更新したことで、いわゆる「逆三尊底」を打った格好となり、ここから、右肩上がりの相場展開に入るとみている。もっとも、ここまで頑強な上値ネックラインとなってきた2200円台はもう少しきれいに取り払らはなければならないが・・。失調症薬(抗精神病薬)で最大手。会社側の今12年3月期連結経常利益予想は、前期比14.6%増の1450億円。アナリスト予想などをまとめたQUICKコンセンサスは21.3%増の1534億円だ。もっとも、1株利益は168.5円予想に対し176.2円と落差は小さくなるが・・。同社はさらなる新薬開発を急ぎ、収益拡大を図る。国連による結核撲滅活動に連携し、結核治療薬の開発も続いている。●同薬開発では当欄注目で大塚HDの関連会社栄研化(4549)も加わっている。結核治療薬は期初計画よりも上市が遅れると聞いたが、株価は22日に昨年2月以来の高値1100円を付けた後、利益確定売りに4日続落してきた。こちらは、大塚HDと合わせて様子をみたい。まずは、大塚HDの2200円台央の大関門突破から新たな相場展開に期待しよう。そして、栄研化のウォッチングを続けよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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