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2010/04/21

◆日経平均は前日比189円高の1万1090円とほぼ高値引けで4日ぶりに反発した。20日に相次いで発表された米国企業の好決算に加え、NY金、原油先物の反発、そして、海外での円安を受けて東京外為市場でも、対ドルで93円台前半と続落したことから、1部市場銘柄の90%が上げ、TOPIX業種別株価指数は全33業種が上昇する全面高商状となった。市場筋推計の「外資系証券朝寄り付き前の成行き注文状況」によれば、買い注文株数が前日比860万株増えて3450万株となる一方、売り注文株数は660万株減少し1440万株となった。差し引き2010万株の大幅かつ7日連続買い越しとなった。2000万株を越える買い越し幅は、昨年12月4日以来ほぼ4カ月半ぶりの高水準だ。ちなみに同日は、日経平均が11月27安値9076円から上げに転じて初めて1万円台を回復した日だ。海外勢がこの日の相場を牽引したといってよさそうだ。

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◆前号でも記した医療事務受託最大手で介護事業も展開するニチイ学館(9792)が前場寄り付き直後に27円高の912円まで上げ幅を拡大し連日で年初来高値を更新。200日移動平均線をクリアした。前日は52週線を回復したものの、200日線はわずか届かなかったが、この日は、昨年11月以来頑強な上値岩盤となってきた200日線をようやく突破した。外需大型株を買う動きが広がれば、内需セクターの同社株は利益確定売りを浴びやすくなるリスクがある。しかし、昨年11月以降、介護付き有料老人ホームを展開するメッセージ(2400)が2月高値まで急騰劇を演じるのを、指をなめつつ眺めていた感のあるニチイ学館がようやく、200日線、52週線を上抜いたのだ。ここからは逆に、両線を下値サポートラインとして固めた上での、上昇相場入りに期待したい。

◆スクリーン(7735)は5日連続で年初来高値を更新した。13週、26週線に下支えされてきた同社株だが、昨年来、野村証券が折にふれ紹介してきた銘柄であり、今回は、15日付けリポートで投資判断「買い」を継続し、目標株価を467円から915円に引き上げたことがきっかけとなった。16日現在の貸借倍率が1.37倍、売り残株数353万株と需給の良さも買いを誘う。今さらではあろうが、当欄は500円台ならばなお強気姿勢で臨むべきとみている。もちろん、ロスカット価格を決定した後での話しだが。

◆東芝(6502)が1月に付けた年初来高値547円に急接近した。21日付け日経新聞朝刊が、「政府はインド政府と原子力分野の協力に向けた協議に入る。インドは20基以上の原子力発電所の建設を計画」と報じたことが、先行きの協議進展、原発輸出による業容拡大などを期待した買いを誘った。需給悪化に伴う株価出遅れ感が強かったことも後押しした。1月に戻り高値547円から急失速、急落中に信用買い残株が一気に膨れあがる需給悪化を招き、2月9日には昨年11月27日安値426円を割り込んだことで、昨年2月安値204円を基点とした上昇基調が崩れた格好となった。ただ、中期相場の方向を示唆する26週移動平均線の下支えにより一段安を回避して、ここまで戻してきたところだ。上昇基調の継続には、1月の戻り高値547円突破が不可欠。まだまだ、高値掴みは多く、戻り待ちの売りをこなしきれるかどうかがポイントとなる、さて・・?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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