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2012/05/30

◆日経平均は前日比23円安の8633円と5日ぶりに反落。29日の欧州市場でイタリア国債の入札で利回りが上昇。ギリシャに続き懸念の矢面にたったスペインで、大手銀行救済を巡り金融システム不安が高まったうえ、独立系米格付け会社がスペインのソブリン債格付けを2段階引き下げたことからスペイン株は続急落し、ヘッジファンドなどの次のターゲットと目されるポルトガル株も続落し、対ドルでのユーロ売りが加速。東京外為市場でも円が対ユーロで3日続伸し99円台前半に上昇(夕方5時を過ぎ欧州勢がマーケットにはいてきた後は98.68円まで上げ、1月19日以来の円高ユーロ安となった)。また、29日のNYダウは125ドル高で終了したが、前日にはあった中国の景気刺激策への期待が後退しアジア株が前日とは一転、そろって急反落したことも嫌気された。■ただ、日経平均は3月の年初来高値1万255円から4月前半に急落。半月強9500円を挟みもみ合った後、ゴールデンウィークを挟みその後一本調子の下げとなり、24日に瞬間8500円割れした後、ナベ底を這う格好の動きが続いている。そして、きょうは、引けにかけ下げ幅を縮小したものの「日足ナベ底チャート」を描いたにとどまりプラスに転じるには至らなかった。

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◆米国市場ではフェイスブックの株価がさえない。期待過剰な株式新規公開の反動であろうが、18日につけた初値は42.05ドルで、29日終値は28.84ドルと続落。もっとも、NYダウは5月1日高値1万3338ドルから23日安値1万2311ドルまで1027ドル(7.7%)下げた後、なべ底を形成中。29日には125ドル高で16日以来の高値を付けた。出来高薄は懸念されるが、上値を試す動きが始まる?とはいえ、ギリシャでは6月17日の再選挙とその後の対ユーロ政策が不透明とあって、単なるリバウンド以上の相場に発展するには現時点では材料不足。まして、債務危機はスペインに飛び火しており、株価的にはポルトガルもヘッジファンドが仕掛け時を探り、あるいは、打診売りを済ませて本格的な攻勢に打ってでるべき間合いをはかっている?

◆東京では、TOPIXは前日比3.41ポイント安の723.62と2日ぶりに小反落。33業種中23業種が下げ10業種が上げるにとどまった。そのうち7業種は内需関連だ。欧州債務危機と欧州景気への懸念はまだ織り込み済みというには早そうだ。と言っても、内需関連セクターでひと回転効かすには追い風が乏しい。●コンビニで取り扱っている商品が随分と変ってきた。スーパー代わりとなる日用品や生鮮食品や惣菜・・などが増えており、プライベートブランド(自主開発品)はより低価格で販売されている。店舗数が増え売上高はなお伸びている。先に記した「総合スーパーよりもコンビニ重視」へと本格的にカジ取りチェンジが期待されるセブン&アイ(3382)はウォッチングを継続。株価は8日に2466円と4月高値に対する2番天井をうった後、23日には2316円に下げたが、75日線に下支えられる格好で上値を試す動きが本格化するか?に注目しよう。●また、大塚HD(4578)も当欄注目株だが、16日に決算発表後の飛び付き買いで上場来高値2500円を付けた後は調整中。引き続き、75日移動平均線が下支えして3月来のボックス圏突破なるかに注目したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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