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2010/08/06

◆8月第1週末の東京市場で日経平均は前日比11円安の9642円と小反落した。しかし、全般相場は、6日の米雇用統計の発表をみたいとして様子見気分が一段と強まったものの、不動産、猛暑、輸出、穀物関連株などへの物色人気は強く、TOPIXは小幅に続伸した。5日の米国市場では、ドルが一時対円で約8カ月ぶり安値水準の85円台前半まで下落(円高)し、NYダウ、S&P500種指数とも小反落した。同日に発表された前週の新規失業保険申請件数が予想を裏切り増加に転じたことが背景。また、6日発表の雇用統計は非農業雇用者数が6万5000人減少し、2カ月連続で減少となるとのエコノミスト予想集計なども紹介された。失業率は上昇するとのエコノミストの見方だが、来週10日からのFOMC(連邦公開市場委員会)では景気刺激策の導入を発表するとの回答は多く、株価はわずかな下げで終った。■東京外為市場は朝方円高で始まった。が、後場にかけ対ドル、ユーロとも円安に振れたことから、日経平均は後場に小高い場面を見た。その後は、下げ幅を縮小した水準でもみ合いに終始した。また、短期資金によるものだが、物色意欲は回復の気配をみせた。前日に続き都心オフィスビルの空室率低下を手掛かりに不動産株が続伸し倉庫・運輸、陸運など内需株の一角に人気が広がった。また、ロシアが今月15日から年末まで小麦やトウモロコシなど穀物の輸出を禁止すると発表したことから、米国で小麦先物相場がほぼ2年ぶり高値を付け、農業関連株が上昇。東京でも、穀物増産期待からクボタ(6326)が活況裏に急騰し日本農薬(4997)など農薬関連株も大幅高した。また、カークーラー、エアコン関連株など猛暑関連の低位材料株が好人気となった。明日以降、しばらくこれらの関連株人気が続くとすれば、買い出動もいいだろが、逃げ足の早すぎる短期資金流入銘柄の結果はいつも・・・・。6日の米国の動きや、10日のFOMC前後の市場動向を見てからでも遅くはない。買い急ぐ日はいつ訪れるかは不明だが、年に数度は買いチャンスはある。それまで、待つ。

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◆注目は、市場筋推計による「外資系証券朝寄り付き前の成行き注文状況」。6日は、売り注文株数が前日比60万株増の1170万株、一方、買い注文株数は270万株増の4380万株と買い株数がさらに増加、差し引き3210万株の8日連続買い越しとなった。また、今週2〜6日間の合計では、売り株数6570万株に対し買い株数は1億5700万株に膨れ上がり、差し引き9130万株の2週連続かつ大幅買い越しとなった。この大量買い越しがはたして8月相場の起爆材となる性格の買いか?は不明だ。しかし、彼らは、5月6000億円、6月9900億円と売り越した。7月には2300億円の買い越しに転じた。戻しかもしれないが、今週は一気に買いが膨らんだ。週明け以降も続くかどうかをチェックしたい。■参考銘柄は、52週線沿いの上昇基調から4月高値を今週突破した戸田工(4100)のほか、26週線に下支えられたタムロン(7740)、7月28日戻り高値453円からきょうの安値371円まで急落したが26週線でいったん下げ止まった?日ケミコン(6997)。ウォッチングしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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