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2010/06/16

◆日経平均は前日比179円高の1万67円と5日続伸し、5月20日以来ほぼ1カ月ぶりに1万円台を回復した。5日続伸は今年初めてのことだ。15日の海外市場で、欧州株式が5日続伸し、ユーロが対ドルで2週間ぶり高値に上昇。米国株もNY地域製造業活動の連続拡大や台湾半導体受託製造大手による半導体市場予想の増額修正発表などを受け、S&P500種指数が200日移動平均線を回復。先高期待感が膨らみ、NYダウは急反発した。14日に格付け会社がギリシャ国債格付けをジャンク債並みに引き下げた。世界市場はあわてたもののすぐに切り返した。直近の動きは、マイナス材料よりもプラス材料に反応しやすい投資家センチメントに傾いてきたといえる。もちろん、欧州のソブリン危機はまだ噴火力のある間欠泉と捉えるべきであり、世界のマーケットが乗り越えたわけではないが・・。■東京市場では、日経平均は直近300日間で最多出来高帯である9700〜9800円帯を超えて、2〜4位出来高帯の1万100円〜1万400円ゾーンに挑戦する。日足ベースではきょう現在1万305円にある200日線、1万500円の75日線が、週足ベースでは52週線の1万250円、26週線の1万483円、13週線では1万508円が待ち構えている。もちろん、売買代金の1兆5000億円割れが続く市場エネルギーが象徴するように、国内勢でなんとかなる話ではない。きょうのように、米国株を中心とした海外市場のアシストが絶対不可欠だ。16日、日銀が発表した6月経済月報では、「景気は緩やかに回復しつつある」、「輸出、生産は増加が続く。設備投資は持ち直しつつある」との判断を据え置いた。自力走行は心もとなくても、欧州の間欠泉が暴発することなく、アシストしてくれれば1万円台前半の関門突破は可能となろう。さらに上値を追いできるかどうかは現時点では不明だが・・。

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◆電気、機械、精密、半導体関連株で注目は、上昇基調銘柄では、52週線に下支えされ、26週線突破後が期待される日電産(6594)。そして、26週線が下支えし前週に1万円台を回復したファナック(6954)、52週線沿いに上昇基調が続くTDK(6762)、キヤノン(7751)、ディスコ(6146)、エルピーダ(6665)、日立国際(6756)、スクリーン(7735)・・を選択したい。中長期線を大きく割り込んだ銘柄の短期リバウンド狙いも一法だが、いずれも日経平均が1万300円前後で伸び悩むようだと利益確定売りのチャンスがあるかは?

◆オバマ米大統領は15日夜、BPによるメキシコ湾原油流出事故に関し、「化石燃料依存低減の立法措置が必要」と国民に向け演説した。が、この日の反応は鈍かった。しかし、電気自動車、ハイブリッドカー、太陽光発電など昨年にぎわった温暖化ガス削減に絡む環境関連株の短期的なリバウンド場面があっても不思議ない。新たな人気銘柄誕生となれば、相場のスケールは大きくなりえるはず。当欄では、関連銘柄として、リチウムイオン電池の電解質、添加物を手がける関電化(4047)、同正極材の日米での積極拡大をはかっている戸田工(4100)を改めて注目したい。関電化、戸田工とも52週線を短期に回復し、26週線を上回ってきたのが良い。個人投資家好みの両銘柄に注目したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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