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2012/09/10

◆前週世界の投資家・投機家が待望した欧州中央銀行(ECB)による南欧国債購入時の枠組み発表、無制限かつ不胎化されるとしたことからスペイン、イタリアの国債利回りが低下。欧州株、米国株をはじめ世界市場はそろって上昇した。今週、12日(水)にはドイツの憲法裁判所がESM(欧州安定メカニズム)を巡っての合憲性判断を発表する予定だ。同日、バローゾ欧州委員長は欧州会議本会議で銀行・財政同盟などEU危機対策について演説をする・・。また、米国ではFOMCが12〜13日に開催され、13日にバーナンキFRB議長が会見する。金融緩和の一歩前進が見られるかがポイントだが、金融緩和頼みへのリスク、反動を想定しておくべきであろう。14〜15日にはEU財務相・中央銀行総裁会合がキプロスで開催され、15日にギリシャが救済融資受け入れのための緊縮策が発表される予定だ。で、危機対応は前進し、順調に欧州債務危機が解消に向かう?いや、つかの間の安堵であって、楽観はシャボン玉よりも破裂しやすい・・との見方をとるべきであろう。

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◆ESMが国債を購入して支援するには、スペインやイタリアなど南欧国が支援を要請し、かつ、国民が嫌う厳しい財政再建計画を厳守する必要もある。かつて、イタリア・ヴィットリオ・デ・シーカ監督が半世紀弱まえの映画「ああ結婚」、「昨日、今日、明日」で描いた国の制度などにしたたかな対応をとる根っからのイタリア人の庶民気質は今も変わってはいないという。その彼ら彼女らが、規律ある耐乏生活をOKし続けることはいつまで可能?つかの間の楽観で終らなければいいのだが・・。

◆マクドナルド(2702)がこの日発表した8月度既存店売上高は前年同月比2.5%減にとどまった。前年同月が7.9%減だったことから、当然、プラスに転じるとみていたのだが・・。同社が言う「バリュー戦略の継続強化が奏功し、既存店客数は6.6%増となり単月顧客数として過去最高を記録した」のはいい、「大型ドライブスルーを中心とした新店舗の売上高増が貢献し」全店売上高が0.1%増となり、8月までの累計で0.6%増となっているのも評価できる。が、目先厳しい感じだ・・。4〜6月の2300円台前半から2100円台に調整を入れ、日足ベースでは200日線に、週足ベースでは52週線に下支えられた「三角保ち合い」から上抜けるには、8月既存店売上高は物足りない!?

◆スマホ関連広告の拡大を背景に収益拡大が期待できるとし先に紹介のファンコミ(2461)が続伸し3日の年初来高値12.79万円に対し、12.58万円まで切り返してきた。引き続きウォッチングを継続も、09年初からの三角保ち合いから上値をうかがう動きと成りつつあるここから買い場を探していきたい。●また、先に紹介のインタスペス(2122)もこの日急伸。週足は12週間ぶりに長大陽線を引く構えにある。スマホ関連広告の増加に伴う収益急拡大、株価人気化を引き続き期待。●そして、スマートフォン用向けに主力の電子ビームマスク描画装置が好伸中のニューフレア(6256)はこの日3連騰。一時2.1万円高の71.4万円まで付け、71.3万円引け。8月の上場来高値73.7万円更新に向けた中勢上昇基調が続いている。今3月期予想は慎重だがそれでもPER10倍割れは魅力的。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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