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2015/03/18

◆日経平均株価は前日比107円48銭高の1万9544円48銭と続伸し5日連続で昨年来高値を更新。連日でほぼ15年ぶり高値水準を上乗せ。17日の米国市場では住宅着工件数が市場予想を下回ったうえ、FOMC控えもあり反落した。前場は利益確定売りからマイマス圏で推移する場面が多かったが、円小反発のなかも、配当増額など業績好調を背景に買い気は強く、ディーエヌエ(2432)との資本業務提携、スマホゲーム進出を発表した任天堂(7974)は買い気配が続き、大引けでストップ(3000円)高比例配分。後場には2月推計訪日外国人客数は前年同月比57%超の138.7万人と単月として過去最高を更新と発表され三越伊勢丹(3099)や高島屋(8233)など小売株も上昇し、次第高の展開となった。 業種別株価指数は27業種が上げ、6業種が下落と2日連続で値上がりが勝った。値上がり率トップとなったのは任天堂効果が後押したその他製造で6.79%の大幅5連騰。2位電気機器1.33%、3位その他サービス1.21%、4位銀行、5位精密機器、6位証券・商品先物、7位小売1.03%と続いた。一方、値下がり6業種は1位鉱業2.63%の反落だが、16日に続く厳しい下げ。NY原油先物が原油在庫増懸念から6年ぶり安値水準に下落して、弱気相場に入るとの見方が広がったことが売りを誘ったもよう。

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◆当欄主戦銘柄の一角を形成するセブン&アイ(3382)が06年2月以来ほぼ9年ぶりに5000円台を回復してきた。OLC(4661)が3万7325円と6日ぶりに最高値を更新し、トヨタ(7203)、ファナック(6954)、村田製(6981)の最高値更新が続き、JR東海(9022)、JR東日本(9020)は権利落ち修正後高値更新が続く・・など主力銘柄への資金流入が続いている。 調整は突然やってこようが、その原因次第では、世界的低金利下への疑念が高まるまでは短期的な急落シーンなのかもしれない。上昇基調の主戦銘柄が王道か。もっとも、当欄は、小粒な銘柄が多いのだが、やはり、現代の日本企業の象徴トヨタ株がぐらつき、下降トレンドに転じるまでは、基本強気、押し目買いとしたい。 上記のセブン&アイは現在PER24倍台。これを買えないというか、まだまだ、企業成長力からみてなお買えると考えており、国内外の相場次第。当欄は上記の業界をリードする企業はもう一段上に評価されても良いとの見方を取っている。また、今ではお母さんとなった姪っ子たちを子供時代から遊ばせた「東京ディズニーリゾート」の上記OLC3万円台大幅3連騰し6日ぶりに上場来高値を更新。前週には一服したもののすかず切り返し2014年5月に始まった11ヵ月連続陽線の上げ幅をさらに拡大する展開に・・。周辺にはディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、東京ディズニーランドホテルを有しているが、今朝の日経新聞電子版は、13年に買収した京都ブライトンホテルの「おもてなし」を紹介。ホテルブライトンシティ京都山科、大阪北浜、浦安ブライトンホテル東京ベイと併せ4件のブライトンホテルも手掛けており、訪日外国人増もあり稼働率も順調。14年4-12月期ホテル事業の全体は売上高、営業利益とも全体の13%程度(14年4〜12月期)を占める、テーマパーク事業に次ぐ柱と記した。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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