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2011/10/28

◆日経平均は前日比123円高の9050円と続伸。9月1日以来約2カ月ぶりに9000円台を回復。27日に欧州連合(EU)が「債務危機」封じ込めに向けた包括策で合意、しかも、米7−9月期GDPは過去1年間で最大の伸びとなった。そして、欧米株は大幅続伸した。この流れを受けて、東京でも買いが先行した。ただ、円が対ドルで戦後最高値近辺で推移していることが重しとなり、週末控えもあって利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすく、後場は9000円とび台前半でもみ合った。エネルギー面も増大。出来高は21.6億株と5日連続で増加し、売買代金とともに9月9日以来の大商いとなった。■テクニカル面では、日経平均は75日移動平均線を終値でクリアした。8月2日、「8月の壁」の始まり以来のことだ。上値には9600円処で200日線が控えている。東京市場だけでは心もとない。しかし、NYダウはといえば27日に340ドル高、1万2208ドル引けとなり、一気に、課題だった200日線をクリア。7月28日以来の終値高値をつけた。そして、7月21日に付けた「8月の壁」の頂点1万2724ドルを目指す構えとなった。もちろん、EU連合などがまとめた「包括策」はアバウトなものであり、具体的な場面ではデッドロックに乗り上げる可能性は多いにある。そして、NYダウも手放しでは期待が出来ない。もっとも、米国では決算発表の最中であり出てくる数字は良い。来週のタイムテーブルは、週明け1日に10月ISM製造業景況指数発表、1〜2日にFOMC、会合後にバーナンキFRB議長の記者会見があり、週末4日には雇用統計の発表が控えている。27日にはFOMC前には追加金融緩和観測が浮上するとの見方が市場にあったというが、引き続き、市場の反応とNYダウの動向にしたい。

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◆20日付け当欄で、「メッセージ(2400)は週初めに52週線割れ、その後回復も再び割れてきた。まだ、下方かい離は小さいここは、いったん、見切り売りや処分売りすべきか。サイバー(4751)も9月第2週に52週線を割った後、先週に続き52週線にタッチする場面があったが、上抜け切れないでいる。いったん、売りとしたい」と記した。軟調相場を前に、サイバーは52週線を、メッセージは26週線が上値の壁と見えたことが背景だ。しかし、27日にサイバーが発表した前9月期決算は知友の記したように、経常利益は31%上ぶれ前の期比53%増の141億円で着地。続く、今期経常利益予想は18%増の187億円とした。しかし、決算説明会では、「アナリストの反応はこんないいはずではなかった」という感じだったという。そして、今期は「会社発表の予想が思いのほか強気だった印象」で、今期経常利益はもっと上ではないか?とのアナリストの質問に、同社社長は「今年も予期せぬ震災があった。何か予想だにしないことが起こるかも知れないので、慎重な予想を出した」と答えたという。そして、「株価は高寄りすると思うが、その後も結構強いのではないかという感じがする」と記していた。●メッセージは前週に52週線を割り込む場面があったが、陽線で終了した。今週、安値圏で「下ヒゲが長い小幅陰線」を引いたことから、来週に26週線をクリアすれば、11月第2週に発表予定の上期決算への注目度が高まろう。第1四半期が好調だったが増額修正がなかったことから、8月高値後の相場を押し下げたのだから。●コメ兵(2780)にも注目!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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