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2008/09/18

◆18日、日経平均株価は後場寄り付き直後に1万1301円の今年最安値を記録した後、引けにかけ下げ幅を縮小。260円安の1万1489円引けで「終値で年初来安値」となった。この流れはアジア・太平洋15市場も同じで、星取表は2勝(インド、インドネシアは上昇)13敗となったが、主力市場は引けにかけ下げ幅を縮小した。東証では小型株は反発に転じたが、米金融不安は収まらず、証券、銀行株が下げ、トヨタ(7203)、新日鉄(5401)などが年初来安値を更新。新日鉄は06年6月以来の400円割れとなるなど主力株、大型株は続落となった。この動きは、日経平均採用225銘柄が値上がり数67に対し値下がりは155だったのに対し、1部全体では値上がり819銘柄に、値下がり836とほぼ肩を並べる水準となったことでも明らか。■一方、その後開場した欧州市場は途中上げに転じたものの、引け前に失速する主力市場が多かった。米国株は乱高下となっている。

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◆引き続き、欧米金融機関の業界再編は加速化する可能性が高い。金融不安が簡単に収束するとも思われない。ただ、総悲観の後に、破綻企業が相次ぎ株価がぼろぼろになった日本の小型不動産株が「よく下げたものは、よく上がる」といわれるように直近で短期急反騰シーンを見たが、世界のマーケットも、ショートカバー(売り)の買い戻しや値ごろ感、あるいは値動きのよさなどに、瞬間、急反騰局面があっても不思議ない。米市場では、18日より全銘柄を対象とし「信用カラ売り」禁止措置がとられることから、乱高下するシーンが多くなりそうだ。<下値波乱の連続から、乱高下に相場が転じるのは底値調べが進んでいること>ともいえる。

◆この日、元気印のひとつは住友鉱(5713)。NY金が大幅反騰したことがきっかけ。金融不安が広がるなか安全な投資先として金や銀など貴金属買いに向かったもので、同社株が05年10月以来の4ケタ割れが目前となったこともあり、買い戻しも入った。同社は国内唯一の金鉱山を持つ。もっとも、収益を左右するニッケルはLMEで軟調相場が続いていることが難点だが。株価が昨年7月高値3280円から3分の1になったことでそれなりにリバウンドがあっても不思議ない。■また、我が沿線の東急(9005)が500円攻防戦を続けるなか、京急(9006)が820円まで買われ91円高となるなど鉄道関連株の堅調にも注目。何故?先に「第2東京タワー」(東京スカイツリー)関連株として東武ストア(8274)を買い推奨した。8月戻り高値415円から失速し、350円台の安定?振り出し下値ゾーンに戻り、買い場を提供しているが、東武(9001)は逆に8月安値472円からこの日530円まで上げてきた。京急、東武とも2011年12月竣工予定の「東京スカイツリー」関連株としてピックアップされる。

◆前号紹介のマルハニチロHD(1334)は160円割れの下値を試す動きを予想したのだが、この日180円まで買われた。180円台後半には200日移動平均線及び日足ベースの「一目均衡表」で「雲」上限があり、これを突破できれば、200円台相場が見える。●需給の良さと値動きから注目は中山鋼(5408)、1月安値167円、あるいは8月5日安値269円からジワリ上昇基調を継続中。かつての仕手株、暴れ馬に注目。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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