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2011/08/17

◆日経平均は前日比50円安の9057円と3日ぶりに反落。16日に発表された経済指標から欧米景気の減速が懸念され、欧米株が4日ぶりに反落したことから、東京市場は買い手掛かりを失った格好で始まった。円が対ドルで1ドル=76円台半ばに反発、NY市場で3月に付けた戦後最高値76円25銭が目前となったことも嫌気された。ただ、朝方から売りが先行し、日経平均は前場後半に9003円まで下げる場面があった。しかし、9000円台を意識した動きも見られ、踏みとどまった。9000円台が頑強な関門として強く意識されるかどうか、ここからの動向が注目される。ただし、自力走行力を失っている東京市場の生殺権を握っているのは、あくまでNY市場を中心とした海外株式市場という状況に変わりはない。

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◆注目された16日のドイツ首相とフランス大統領の強面トップ会談では、ユーロ防衛に向けた「共同債の発行」はあくまで最後の砦として担保したいとする一方、9月に金融取引税導入を提案すると発表したことが、米国の取引時間帯で嫌気された。おまけに、ドイツの4−6月期実質GDP(国民総生産)速報値の伸びが前期比で鈍化したうえ、ユーロ圏実質GDP(域内総生産)もまた予想を下回ったことから欧州景気の減速が懸念された。また、米国でも7月鉱工業生産指数は予想を上回ったものの、7月住宅着工件数が前月比で減少したことから景気への懸念が強まった。

◆この日、建設業がTOPIX業種別株価指数で続伸し値上がり率4位に入った。先行きの震災復興需要の増大を買う動きが続いたもの。ならば、前週末に52週線を回復し、1960円台の26週線クリアが期待されるコンクリート補修の当欄注目株ショーボンド(1414)のウォッチングを再開しよう。慌てて飛び出さず、動きに注目しよう。老いた国では新設高速道建設よりも、既存高速道路などのメンテナンスが今後一段と重要視される方向にある。震災後の社会資本整備に不可欠な道路建設が期待材料だが、地元優先が同社業績に足かせとなる。が、PER割安感と高利益率が下支えする。26週線突破がなるかどうかが当面のポイント。

◆「見直し買い」でウォッチング開始は、臨床試験支援大手のシミック(2309)。去る5日に発表した今11年9月期第3四半期連結経常利益は前年同期比18%増の33億円と好調裏に着地した。ただ、通期経常利益予想を前期比12%増の36億円に据え置いたうえ、世界同時大波乱相場に巻き込まれて9日には一気に株式分割落ち後安値に下落。きょうの急騰で7月に直近戻り高値を更新し、5月につけた株式分割落ち後高値1491円を目指す格好となった。好業績・割安の内需株の相場に期待。●当欄注目のサイバー(4751)が前週の52週線タッチから切り返しこの日27万円前後の上値ボックスまで浮上。まだまだ、評価不測とは知友アナリスト。30万円前後にあるここ6カ月間の頑強な上値関門を前に振幅が大きくなれば、「突っ込みを拾う」との姿勢を継続しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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