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2008/06/19

◆<分水嶺を越えた>ようだ。19日のアジア・太平洋株式市場星取表は、1勝14敗だった(インドネシアのみ反発)。なかでも中国は、上海総合が6.54%、上海深せんCSI300が7.29%のそれぞれ大幅反落で前日の5%超反発を帳消しにする暴落となった。日本株は、前日18日には日経平均株価が引けにかけきり上がる格好となったが、19日には14時前頃まで下落し1万400円割れに69円しかのり代がなくなったところで、ようやく下げ止まってのほぼ全面安商状。大引けは322円(2.23%)安の1万4130円だった。値上がり率ランキングには、「重箱の隅まで食べ尽くし、残ったご飯粒を食べるかのようにこれまで人気圏外にあった電線株など400円台以下の低位株が並んだ」。騰落レシオも18日には100%を割り込んだ、当欄前号では、「洞爺湖G8サミット関連株相場の最終章?が続いている」と冒頭に記したが、どうやら、<分水嶺を越えた>ようだ。米国でのサブプライム住宅ローン問題にかかわる金融機関の損失は、住宅価格の下落が止まない限り、(金利操作だけでは収まらずに)追加損失が発生する。日本の景気は今年末にかけ減速する見通しにあり、企業業績は減額修正が続く可能性がある。もっとも、「国内景気は来年09年年明けころから緩やかに持ち直し、中小型企業も今下期から経常利益は増益に転じる」(大手証券)との見方も多い。個人投資家は「日本の株価水準は過去との比較あるいは国際的な比較とも割安感が強い」と思っている(前週末の株式セミナーなどでは、この見方に対する賛成の挙手が圧倒的だった)。

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◆環境関連株に関しては、前号の見方であり、中途半端な下落途上での「買い」は不要とする。値動きを見るならば、原発関連株なら日製鋼(5631)を、環境対応車関連株ならば「電気自動車関連」のGSユアサ(6674)、「リチウムイオン電池車関連」の古河電池(6937)もしくは新神戸電(6934)を羅針盤としてウォチングするか、試しに買えばよい・・。

◆当欄では、新興市場の「長期続落基調から直近、ナベ底を形成した」銘柄の中期買いを引き続き推奨する。また、「会社四季報」の今夏号と前春号比較で、今期予想経常利益の高修正率銘柄かつ未評価のまま取り残された銘柄で底入れ間もない銘柄を拾っていきたい。17日付けの新電元(6844)、安藤建(1816)、タキロン(4215)。新興市場では前号紹介の鉄鋼商社アイテック(9964・ジャス)が、「06年1月天井、今年1月ナベ底」銘柄でもあり、サイバーエイジ(4751・マザ)、携帯向けコンテンツ配信のザッパラス(3770・マザ)などとともにピックアップを継続する。■そして、直近紹介の、ニチダイ(6467・ジャス)の470円水準モミ合い、サンワテクノス(8137)の700円モミ合い、直近急伸した荏原ユージ(4975)の2100円台水準、続落したセブン銀行(8410)の21万円割れ場面・・の中期買いを奨めたい。

◆材料ありの思惑株では、やはり、太陽電池関連株で信用需給が拡大均衡にある東京製綱(5981)の動向に注意を払いたい。さまざまな投機資金が流入したとの見方があるが、これは憶測。ただ、割り切った投機が出来るもののみ参戦可能な銘柄として、当欄は引き続き、ウォッチングしていく。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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