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2005/09/12

◆ちょっと国民は自民党、小泉首相にサービスしすぎたのではないか。自民党単独で300に迫る議席数。公明党と合わせた与党勢力は議会の3分の2を超えてしまった。小泉首相は1年の任期延長があったとしても、来年までの人気とあわせて2年間限定の政権運営。その残り2年間、自民党は選挙をしないで任期満了に近いところまで政局を支配続けるはずだ。ポスト小泉首相に誰がなるにしても、自民党の古い体質が噴出し暴走するリスクは高い。足元は選挙結果を受け、海外投資家を中心に、政局の安定と構造改革路線進展を期待した買いが先行しよう。きょうも1万3000円台回復にあと74円と迫った。先に本欄では、90年の海部首相時代以降、5度の総選挙があったが、5度とも選挙の翌日、60日後、年末株価とも揃って下げた、と指摘したが、今回同様に自民党が大勝した86年は、中曽根首相が任期を1年延長され、株式市場は活況を呈し、低金利放置、政策無策から一気にバブルの華が咲き乱れて行った。今回は8月8日を基点とした強気相場が続いており、本来なら調整を3〜5週間程度いれたほうが良いと思わる。しかし、勢いあまって平均株価1万3000円台を暴走する可能性が強まっている。

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◆銀行、損保、証券、ノンバンクなど金融セクターを始めTOPIX業種別指数33業種中31業種が買われ、下げたのは水産と鉱業の2業種のみ。TOPIXは01年6月以来の1300ポイント乗せ示現。おかげで、◎みずほFG(8411)が大幅高で上場来高値を更新し、本欄強気の◎三住海上(8752)、◎損害ジャパン(8755)が大幅高で損保株は8月上旬来の高値もみあいを脱出し、90年春以来15年半ぶりの高値水準を付けてきた。相場が高いことに文句を言う筋合いはないが、少々急ぎすぎと思ってしまう。■なかで、損保株の足元強気持続のほかは、自動車関連株を引き続き、調整局面では最初に買っていく本欄「中長期強気」のセクターとする。これまで繰り返しいってきたことだが、◎トヨタ(7203)が来年世界生産台数で世界一となる可能性が強い、環境への配慮で先行、1台600万円を超える高価格帯車で欧米トップメーカーに勝負を挑むレベルまで成長してきた。いわば成長盛りであり、カーエレクトロニクス分野、環境関連分野の成長も期待できるからだ。世界市場トップ分野が失われつつあるエレクトロニクス産業と違うことはもっと注目されてもいいと思う。筆者が2年前イビデン(4062)とともに隠れた成長企業として注目したのは◎デンソー(6902)。3000円が目前だが、97年5月の上場来高値3280円突破があっても当然とみている。

◆9日号紹介のセイサ(6372・大2)が切り返えしてきた。強気で攻めていただきたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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