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2011/02/04

◆2月第1週末の日経平均は前日比112円高の1万543円と反発した。終値で1万5000円台を回復したのは1月19日以来のことだ。TOPIXも7ポイント高の935と反発、取引時間中には昨年5月14日以来となる940ポイント台回復場面があった。3日の米NYダウが4連騰で1万2062ドルと2008年6月以来の高値を付けたうえ、3日に新日鉄(5401)と住金(5405)が経営統合に向けた検討を開始すると発表し、「TUTAYA」を運営するカルチュアコンビニ(4756)がMBO(経営陣が参加する企業買収)を実施すると発表したことから、業界再編や企業の経営効率化への期待が膨らみ市場を勢い付かせ、幅広く買いが先行する展開となった。ただし、きょうもまた、後場の日経平均は上下幅わずか23円にとどまった。後場の上下幅は1月25日以来9日連続で50円以下と様子見気分が強まる展開が続いている。4日の米雇用統計発表を控え、朝方に先物主導で動いた海外投資家も後場は様子見を決め込んだと説明されても、後場の凪(なぎ)状態が続いていることは説明しきれない・・。

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◆さて、当欄こだわり銘柄では、前日に決算発表したマクドナルド(2702)は買いが先行したものの、勢いは乏しく、200日移動平均線を守りきれずに反落した。同社の決算発表の仕方と株価の動きは多分前号で記した格好になると見ている。同社が事業構造転換を推し進め、収益力がアップしている間は、じり高基調で中勢上昇基調を描くとの見方で臨みたいものだ。●科研薬(4521)はこの日後場に10年4−12月期連結決算を発表した。絶対に突破しなければならない07年1月高値1054円を前場、4年ぶりにクリアした。後場の決算発表直後に1077円まで付けた後に、利益確定売りが出たが、基本強気の姿勢は変える必要はないであろう。連結経常利益は04年3月期から前10年3月期まで7期連続増益となっており、05年3月期からは6期連続の最高益更新中だ。●先に、再生医療関連株として取り上げたセルシード(7776)は1月の暴騰後、利益確定売りに押されている。これは、再生医療が現実化するまでにまだ時間が必要ということや赤字決算が続くということが主因だ。一方、科研薬は上記のような業績続伸基調の銘柄であり、かつ、既に、細胞シート再生医療医薬品のひとつ「歯周組織再生シート」の臨床研究実施計画が昨年12月に厚生労働省で了承済みだ。現在は申請準備中で、会社側では12年の上市予定にある。テクニカル面で07年1月の関門をきょう突破したことから、先行き相場に期待が高まる。●また、アンリツ(6754)は次世代通信規格LTE関連向け計測機器による新たな成長期入りを前に、スクリーン(7735)的な中勢上昇相場に期待したい。700〜800円水準は04年〜06年の厚い上値の壁だが、強弱感が対立しつつも壁をよじ登っていくものと考えている。●メッセージ(2400)は1月相場で05年の株式分割落ち後初めて25万円台を記録した。リーマン・ショック時の08年10月に付けた最安値5.9万円から美しい上昇基調を描いてきた。が、ここは、もっとスケールの大きな相場を目指すため、21万円台への値幅調整もしくは日柄調整がほしいところだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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