バックナンバー

2008/10/17

◆17日、日経平均株価は235円高の8693円と反発した。8600円台前半を中心に200円幅のモミ合う展開が続き、ひさびさの小動きで終った。16日の米国株の急反発とドル高円安を背景に、前日史上2位の下落率となった相場の単なる反動高とも言える。世界景気の減速や企業業績の先行き不透明感が根強く、積極的な買い手は限られており、米国株次第の危うい相場が続いていることに変わりはない。先にゴールドマン・サックスに続きGMに投資したウォーレン・バフェット氏は、NYタイムズ紙に寄稿し「悪いニュースは投資家の最良の友」だといい、「相場は、景気や一般的な投資マインドよりも先に回復する公算が高い」と指摘したが、我々凡才は、「景気のリセッションを懸念する段階を超えて、金融恐慌から世界恐慌へと突き進んでしまうのではないか」などと悪い方へと思いが走っていってしまうから始末が悪い。確かに、投資の原則は「皆が貪欲になっているときは心配症に、皆が心配性になっているときは貪欲に」であろう。が、当欄は、「一般の個人投資家は、大底は買えなくてよい。下げの途中は買うな、中勢もしくは大勢相場で二番底をうってから買えばよい。それでも遅くは無い。ただ、買いたくて、買いたくて腕がむずむずしている時は、精神衛生上、打診買いで自分をためしてみるがよい」、「羅針盤はテクニカル」にあり、「チャートには投資家心理の妙が映っている」とみる。

PR : 誰よりも早く!業界初の「分足テクニカル・スクリーニング」。


◆10月も半ば過ぎ、9月に続く月足長大陰線を描いている日経平均が、残り2週間で、どういう絵に変わっているのかを注目している。知友たちからは、無責任にも「金融恐慌から世界恐慌へという地獄絵は避けられないようです。目先は、時価会計一部凍結を歓迎、結局、ぼろを隠すだけで、資金繰りがアウトになればジ・エンドですから、プロはそこまで見抜くでしょう」などとのメールが次々届く。時価会計を一部凍結してもとの発想だが、凍結となれば、市場に、隠された損失、不良債権があるのではないかとの疑心暗鬼が走ることになろう。■悪いニュースが相次ぎ飛び込んできても、相場に切り返す力が戻り始めたときから、買い姿勢を強めればよい。17日発表の9月の米住宅着工件数は前月比6.3%減の81.7万戸にとどまり、許可件数は1981年以来で最低となった。結果、17日の米国株は反落。NYダウは上下幅563ドルの陰線。週足は「安値圏での上下ヒゲの長い小幅陰線」だ。「安値圏での上下小幅ヒゲの小幅陰線足」となれば、週明け以降の相場にやや明るみが増すのだが。引き続き、着地点を探す強弱感の対立した相場展開か。

◆低価格のイタリアンレストランを展開するサイゼリヤ(7581)が10月相場を逆行高している。一時102円高の1495円まで買われ、9月末からは334円、30.5%高だ。低価格が「不景気ゆえに売上高アップ」をうむディフェンシブ消費関連・外食株として人気化している。ただ、週明け高となれば利益確定売りを先行すべきか。●原材料安に注目、3日連続で年初来高値更新の低位株プリマハム(2281)は、信用売り長の好需給。フラストレーションがたまった目先資金にはクリスマス・プレゼント相場?小口の思惑買いは可!●当欄で先に注目も暴落の憂き目にあった持ち帰り弁当のプレナス(9945)は悪材料出尽くしで、1600円台回復目標。押し目買い。●東京エレク(8035)は「3000円台前半は長期買い」とよくいわれるが、今は推奨する勇気なくて・・。

PR : 誰よりも早く!業界初の「分足テクニカル・スクリーニング」。


魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

愛用のチャートソフトはSTOCK BOARD

リアルタイムチャート

スクリーニング
STOCK BOARD
2週間お試し受付中!
メールマガジン

アナリストレポート「魁」など有力銘柄情報を配信〜トレーダーナビ

   

メルマガバックナンバー

powered by まぐまぐトップページへ