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2014/10/07

◆日経平均株価は前日比107円12銭安の1万5783円83銭と3日ぶりに反落した。前日の米国市場ではNYダウが前週末急騰の反動から小反落し、円は対ドルで反発。東京外為市場でも円は対ドルで反発始動となり、朝方から利益確定売りなどが優勢となった。前引け頃や後場寄り直後にはプラスに転じる場面があったものの、その後は利益確定売りに下げ幅を拡大する展開となった。日銀はこの日の金融政策決定会合で、足元景気の情勢判断を「生産面で弱めの動きが見られる」と下方修正したが、金融政策は現状を維持した。■日経平均指数採用銘柄、全銘柄とも値下がり銘柄数が7割を超え、2割強の銘柄が上げるにとどまった。業種別株価指数では26業種が下げ、7業種が上昇と3日ぶりに値下がり業種が勝った。NY金の3日ぶり反発やLME銅・ニッケルの続伸にも住友鉱(5713)が4月下旬以来の安値となるなど非鉄金属は業種別株価指数で反落し値下がり率1位となり、その他金融、証券・商品先物は反落し2位、3位となった。一方、値上がり率1位となった保険は1.5%高の3日連続高で、前週の急落分を若干取り戻した格好に。2位は空運だが、3位水産・農林業、ガス・電力、食品、陸運、情報・通信と内需関連の一角が値上がり業種を占めた。

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◆そんななか、●ヤオコー(8279)は6850円と29日に更新した上場来高値を210円上乗せし、●ニトリHD(9843)は1日高値に向け反発、●ハイデイ日高(7611)は2日ぶりに最高値更新、●フジオフード(2752)は分割落ち後高値更新・・と当欄紹介の消費関連内需株の一角で健闘銘柄が出現している。●松屋フーズ(9887)は3日続伸し1日に付けた年初来高値を更新し、2006年5月以来の高値を付けた。1日発表の9月度既存店売上高速報値は前年同月比3.5%増だった。上期トータルでは2.4%増となり、消費増税直後の4月度こそ0.4%減とわずかに減少したものの、その後、順調に伸び率を高めていることが引き続き買い材料視されているようだ。9月度は、既存店客数が3.5%減と4ヵ月連続減少となったものの、客単価が7.3%上昇し8月度の6.3%を上回る大幅な伸びとなったことが寄与した。緑川源治同社社長はホームページの「今期展望」で、「新規出店、既存店での店舗改装を推進し売上高増を図り、業務改善により販売費及び一般管理費削減をさらに進め、販売促進・売上対策を推進し、価値観の高いメニューを提供していく。原点に戻りQSC(注)の維持・向上に努め、教育のレベルを上げ従業員一人一人のスキルアップを焦らず図ることによって価値観の高いメニューを顧客に継続して提供することが使命だ」と語っている。(注)Qはクオリティの頭文字。品質管理を意味し、店舗での品質管理とは、定められた料理の基準にあった調理を行うこと、Sは文字どおりサービス、Cはクレンリネスの頭文字で、清潔さと衛生的であること・・。自分で月次情報を見ることが出来る企業のデータとその内容をチェックすることは、チャートを読むことと同様に面白い筈!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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