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2014/06/18

◆東証1部からマザーズまで全市場の銘柄中、この日の売買代金でトップは当欄主力株のひとつで、装着型ロボットスーツ「HAL」を開発・販売する●サイバダイン(7779)[東証M]だった。発行済み株式数1892.7万株の同社株だが短期値幅狙いの買いが続き、上場来最多の出来高781万株となり848.73億円に脹らんだ。また、2位には3連騰で連日の年初来高値更新と短期回転商いが続く人気銘柄の●ミクシィ(2121)[東証M]が820.93億円で入り、3位は●ソフトバンク(9984)、4位には発行株数34億4799万株、時価総額20.2兆円の日本を代表する●トヨタ(7203)で3.64兆円は8位!マザーズ指数は5月安値633からこの日高値934まで上昇し、2月3日以来の高値水準まで戻してきた。この日のストップ高銘柄数は全市場で12あったが、マザーズ、ジャスダック銘柄が6つずつで、東証1・2部銘柄はゼロだった!■出遅れ気味の日経平均だが前週の5週連続上昇により、今週はそこそこの週足陽線を引けば、上値を狙う格好が出来上がる!後は、出来高20億株台、売買代金2兆円と堅調展開が引き続き期待できる市場エネルギーが欲しい。そうなれば、上昇基調入りが確認されることなる・・!?

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◆17日、観光立国推進閣僚会議は「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2014」-「訪日外国人2000万人時代」を発表した。同会議は、力強い日本経済を立て直すための成長戦略の柱として、観光立国の実現に向けて安倍内閣が昨年立ち上げたもの。昨年の訪日外国人旅行者数は約1036万人と前年から200万人増の大幅飛躍で史上初の年間1000万人台乗せを達成した。そして、今年は、安倍政権の「(常套句となった感のある)次元の異なる」目標の達成に向け、2020オリンピック・パラリンピックを見据えた観光振興やビザ要件の緩和など訪日旅行の容易化、世界に通用する魅力ある観光地域づくり、外国人旅行者の受入環境整備など6項目を柱として、それぞれの分野で溢路(いつろ)を打開するための施策を効果的に講じつつ、政府・官民が一丸となって継続して強力に取り組む必要があるものを盛り込んだ。前号でも記したカジノ一体型IRも今秋のり臨時国会で法案成立となれば、これもまた一役買うことになりそうだ。■引き続き狙いたいのは、当欄主力株のひとつ●日本空港ビル(9706)。6日連続で年初来高値を更新し、一時1991年3月以来23年3ヵ月ぶりに3000円を付けた。羽田空港では筆者が帰国した当日の2010年10月に国際線ターミナルが開業!行きは粗末な出発棟から、帰りはピカピカのターミナル風景を味わい、今も鮮明な記憶として残っている。同社業績は13年3月期に5期ぶりに増収大幅増益に転じた後、今期は3期連続の増収大幅経常増益予想にある。さらに、今国会では継続審議扱いとなるカジノ法案が、秋の臨時国会で成立する見通しとなったことも外国人旅行者増につながりそうだ。また、ハウステンボスも運営する●HIS(9603)は変わらずを挟み3日ぶり急反騰した。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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