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2006/10/24

◆NYダウの大幅新値更新はあったものの、東京市場は利益確定売りや戻り売りに押され、日経平均は小反落に転じ、TOPIXは小幅高で終った。米国株高は原油価格下落を受け、景気・企業業績浮揚を期待した買いがはいったもの。1部市場、新興市場とも、例えば、楽天(4755・JQ)が大幅続伸から一時急反落に転じるなど、戻り待ちの売りに押される場面も多くみられるようになった。中間期もしくは通期業績予想の増額修正を発表した銘柄のなかにも、9月もしくは10月安値からの上昇幅が大きく、好材料は株価に織り込み済みとされ、反落に転じるものもある。本欄推奨の三井造(7003)や日ユニシス(8056)、フィジ住宅(8860・大)などがそうだ。また、花王(4452)、日東電工(6988)など優等生といわれた企業の苦戦振りには注意したい。かつて「企業の寿命30年」といわれた年月の倍を過ぎて、ダイエーだけでなく、エレクトロニクス企業でいえば、三洋電、NEC、日立、ビクター・・など行き場を失いさまよう企業が増えてきた。そのあたりのふるい分けが今中間決算発表時になされる銘柄も増えてきそうだ。 この日のポイントのひとつは、23日夜、ソフトバンク(9984)がこの日から導入される携帯電話の番号ポータビリティ制度に関連し緊急記者会見を行い、新料金体系を発表したこと。結果、今後の料金競争激化を懸念した売りが出て、KDDI(9433)、NTT(9432)が急落し、ソフトバンク自身も朝方こそ買いが先行したものの、結局小反落で終ったということ。なお、自動車株やみずほFG(8411)など銀行株が買われ日経平均安・TOPIX高と別れた。

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◆不動産株は、東京建物(8804)が4月の年初来高値を突破し5日続伸したものの、三井不(8801)など主力3社株は新値更新後に下げに転じた。また、不動産流動化関連株もそろって利益確定売りに下げた。が、これも当然の利食い売りと見たい。一方、東急(9005)が807円まで買われ続伸。三尊天井足のリスクを回避すべく10月4日の戻り高値822円突破に向かい、新たな上昇相場に入るべく4月高値879円突破に向かって態勢が整ってきた。前日も記したように本欄は不動産・電鉄株主役論をとっている。電鉄物色のポイントは、再開発関連であること。東急の渋谷再開発プロジェクト、東武(9001)の東京・押上地区での新東京タワープロなどが今後の株価を魅力的なものとする。52週線移動平均線が下支えするパターンは日経平均並みの上昇が期待できるということだ。●また、京王(9008)も同様に52週線に下支えされ4月高値925円突破の機をうかがっている。●山九(9065)は順調に下値を切り上げ、6日の直近高値692円突破から、もう一段も二段も上の相場をにらんだ動きに入ってきた。

◆あとは、公的資金を完済し縛りが限定的になったみずほFG(8411)など銀行株が、じり高基調から上昇エンジンに点火するかがポイント。幸い、三井住友FG(8316)とみずほFGは52週線が下支えし新値を意識した展開となっている。また、九州で一大勢力化してきた福岡銀(8326)はきのうきょうと200日線を上抜いてきた。そして、下値は52週線が守ってきた!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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