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2015/04/27

◆週明けの東京株式市場は買い先行の展開も、上値は乏しいまま、20分過ぎにかけ失速。10時台には2万円台を回復するも、その後は様子見気分が強いなかジリ貧基調。引け前に下げ幅を縮小し、前週末比36円72銭安の1万9983円32銭と小幅続落引けとなった。前週末の米国株式市場は景気回復の鈍さを示す景気指標発表となり金利下落を受け続伸、NASDAQ総合指数は連日で最高更新し、NYダウは3日続伸し連日で最高値を更新した。しかし、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)控え、30日、日銀金融政策決定会合控えもあり、円は対ドルで続伸しユーロでも反発とあって、東京市場では買い一巡後は利益確定売り押されるなかTOPIX、JSN日経IN400指数は小反発も、日経平均は再びマイナス圏入りと失速。

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◆そんなか、前号でも記した日電産(6594)は大幅反発し2日ぶりに年初来高値を更新した。朝方の利益確定売りをこなし一時、株式分割落ち考慮後では最高値となりアベノミクス相場始動期の12年12月安値からは実質4倍化にあと3円と迫る場面もあった。その後も日経平均株価が2万台割れと利益確定売りが広がるなかも9100円台で頑強な動きが続いた。この日、日経電子版が、「新たな成長軌道に乗り始めた。市場が縮小するパソコン用モーターに代わって、自動車やスマートフォン(スマホ)向けモーター、新興国で使われる灌漑用ポンプなど様々な新規事業の芽が生まれている。前週決算発表時に永守重信会長兼社長は登山でいえばまだ3合目と飽くなき成長意欲を示す。財務体質の改善で大型M&A(合併・買収)も視野に入っており、新中期戦略目標で掲げた売上高2兆円への道筋が徐々にみえてきた」と報じたことが材料視されたようだ。 同社は永守重信社長のもとM&A戦略が奏功し事業拡大が続いている。前期決算発表と同時に21年3月期売上高2兆円とした新中期5ヵ年計画が始動。ハードディスクドライブ(HDD)向けモーターで成長してきた同社だが、スマホやタブレット端末搭載用新振動用モーター市場拡大を取り込み精密小型モーターの21年3月期売上高を前期比5割増の6000億円を目指すとしている。いずれにしても、一本立相場の資格有る銘柄であり引き続き、中勢上昇基調の押し目押し目を拾っていきたい。リスクは永守社長の健康と海外市場の波乱。●また、当欄注目の日本製紙(3863)も大幅続伸し3月の年初来高値を更新し、昨年6月に付けた(13年4月新会社以降後)最高値も更新した。前週末に、中国の段ボール原紙製造メーカー・理文造紙有限公司(L&M)との業務提携を解消し株式を売却したと発表ことが買い材料視されたもの。同社では保有するL&M株式をL&Mの会長とCEOに一部売却し、残りの株式については創業家一族に対し一定の条件の下で行使することを可能とする先買権を付与した。同社は一部株式売却に伴い16年3月期第1四半期連結決算で約65億円の特別利益を計上する予定という。こちらは、中長期強気銘柄であることは変わりないが、2100円台は当面の利益確定売り水準として良しとしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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